プラン料金1年間無料のキャンペーンを行っている楽天モバイル(2020/02/22現在)
- この機会に楽天モバイルに乗り換えてみようかな
- iPhoneは動作保証外端末だけど使えるのかな
- 回線が遅すぎて使えない,繋がらないことはないのかな
と思われている方に向けた記事となっています.
楽天モバイルを動作保証外端末であるiPhoneで,実際に使用した感想をお話ししたいと思います.
まず,私の状況について軽く触れておきます
- docomoから楽天モバイルに乗り換え(MNP)
- 使用端末はiPhoneES(第二世代)
- 福岡県(楽天回線エリア内)在住
以上を前提として話していきます.
結論を早く知りたいという方に向けて,結論だけ言うと
iPhoneSE(第二世代)で楽天モバイルは問題なく使えます.(楽天エリア内の場合)
詳しくは,後ほどお話しします.
まず,楽天モバイルについて説明したのちに,実際に使ってみた感想を述べます.
楽天モバイル
楽天モバイルは,2020年4月8日から独自回線で運用する(MNO)サービスを開始しました.
そして,大手キャリアであるdocomoやau,softBankと並ぶ事業体となりました.
しかし,まだ回線が十分に整っていないため,他のキャリアからの援助を受けつつ,サービスを拡大させています.
他のキャリアの格安料金プランと比較した表を以下に示します.

他のプランよりも楽天モバイルの方が,全体的に好条件となっています.
常識を覆すような料金設定やキャンペーンを行い,話題となっている楽天モバイル.
そんな楽天モバイルのメリットとデメリットについてお話しします.
メリット
まずはメリットからです.
楽天モバイルのメリットは,
- 比較的回線速度が安定していて,速い
- キャンペーンを利用することで,プラン料金が1年間無料になる
- 楽天回線エリアでは,使用できるデータ量が無制限
- Rakuten Linkアプリを使えば,電話かけ放題
- 実店舗がある
- データ量を20GB未満しか使わない人は,プラン料金が安くなる
などが挙げられます.
ひとつずつ解説していきます.
比較的回線速度が安定していて,速い
この点に関しては,MVNOとの比較になります.
MVNOは,MNOから回線を借りることでサービスを提供している事業体のことです.
回線を借りる量は限られているので,スマートフォンの利用が多い通勤時や昼休み,休日の夜などでは,回線速度が遅くなってしまう傾向にあります.
一方で楽天モバイルは,自社で回線を持っているため,比較的回線速度が安定しており,速度も早くなります.
キャンペーンを利用することで,プラン料金が1年間無料になる
こちらは,CM等でよく宣伝されているので,ご存知の方も多いかと思います.
今(2020/02/22)楽天モバイルを新規契約すると,プラン料金が1年間無料になるキャンペーンを行っています.
これは他の企業のプランにはない,楽天モバイルの魅力の一つです.
このキャンペーンを利用すると,1年間で約36,000円も得をすることになります.
契約人数が300万人に到達すると,このキャンペーンはなくなってしまうため,契約は早めに行うことがおすすめです.
楽天回線エリアでは,使用できるデータ量が無制限
他のプランでは,上限が20GBであることが多い中,楽天モバイルは,楽天回線エリアでは無制限にデータを使用することができます.
毎月20GBじゃ足りないという方には,おすすめです.
Rakuten Linkアプリを使えば,電話かけ放題
Rakuten Linkというアプリを使うと,電話がかけ放題となります.
他のプランでは,基本的に5分間の通話なら無料というものが多い中,楽天モバイルでは電話を好きなだけ掛けることができます.
Rakuten Linkアプリは,通常の電話アプリとほとんど変わらないため,使い方が分からないなどのトラブルも考えられにくいです.
実店舗がある
格安プランを打ち出しているブランドは,実店舗がない場合が多いです.
実店舗をなくすことで,人件費などのコストをなくすことができるからです.
しかし,実店舗がない場合,全ての手続きがweb上で行うことになるため,直接やりとりをしないと不安だ,やり方がわからない,などと思っている方には,とても不便だと思います.
一方で楽天モバイルは実店舗があるため,直接やりとりができ,安心してサポートを受けられたり,安心して契約することが可能です.
データ量を20GB未満しか使わない人は,プラン料金が安くなる
楽天モバイルのUN-LIMIT VIのプランでは,使用したデータ量に応じて料金が変わる仕組みになっています.
- 0~1GBなら0円
- 1~3GBなら980円
- 3~20GBなら1,980円
- 20GB~なら2,980円
となっています.
1ヶ月に使用するデータ量が1GB未満の場合は,なんと0円となります.
他のプランよりもはるかにお得な内容となっています.
デメリット
続いて,デメリットについてお話しします.
楽天モバイルのデメリットは,
- 楽天回線エリアが限られている
- エリア内であっても繋がりにくい場合がある
- パートナー回線(au)を使う場合には,データ量の上限が5GBになる
- 利用できる端末が限られている
などが挙げられます.
一つずつ説明していきます.
楽天回線エリアが限られている
まだMNOサービスの運用が開始してから日が浅いということもあり,通信できるエリアが他の大手キャリアに比べると狭くなっています.
そのため,都心部やその近郊以外では繋がらない場合があります.
自分の住んでいる場所が楽天回線エリアかどうかを事前に確認した上で契約することをおすすめします.
こちらから確認することができます.
エリア内であっても繋がりにくい場合がある
楽天回線エリア内であっても,地下や建物内にいる場合には繋がりにくい場合があります.
その場合は,パートナー回線となっているauの回線に繋がります.
パートナー回線では,データ量を無制限に使えるわけではないため,自分が今楽天回線に繋がっているのか,パートナー回線に繋がっているのかを確認する必要があります.
パートナー回線(au)を使う場合には,データ量の上限が5GBになる
楽天回線の使用時は,データ量を無制限に使うことができますが,パートナー回線であるauの回線を使用する際には,上限が5GBまでとなってしまいます.
自宅や職場が楽天回線エリアではない場合,月々5GBまでしか使えないため,注意が必要です.
通信量が多くなりやすい動画などを見る場合には,楽天回線に繋がっていることを確認してから視聴することをおすすめします.
利用できる端末が限られている
楽天モバイルを全ての端末で利用できるわけではありません.
iPhoneなどは,動作確認ができている機種もありますが,動作保証外となっています.
お使いのスマートフォンが動作保証端末であるかどうかは事前に確認する必要があります.
こちらから確認することができます.
動作確認はできているが動作保証外となっている端末では,一部機能が使えないなどの制限がかかってしまいます.
その場合は,その制限を了承した上で楽天モバイルと契約することとなります.
実際に楽天モバイルを使用した感想
では,私が実際にiPhoneSE(第二世代)で楽天モバイルを使った感想をお話ししたいと思います.
iPhoneSE(第二世代)は,動作確認は取れていますが,動作保証外の端末です.
使用できない機能としては,
- パートナー回線でのSMS
- APN自動設定
- 接続回線の自動切替(楽天回線⇔パートナー回線)
- ETWS(緊急地震速報などの受信)
- 110/119通話などでの高精度な位置情報測位
が挙げられます.
これらの機能は,私にとってそれほど重要ではなかったため,了承の上契約しています.
以下の項目ごとに感想を述べていきます.
- つながり具合
- 回線速度
- 使いやすさ
つながり具合
まずは,つながり具合についてです.
つながり具合とは,スマートフォンを使う際に,ちゃんと楽天回線に繋がった状態になっているかどうかを指しています.
楽天モバイルのつながり具合は,良好です.
使用途中に接続が切れたり,楽天回線に繋がっていないということは,今のところありません.
楽天回線エリアであれば,基本的に問題なく使用できると言えると思います.
地下など繋がりにくい場所では,繋がらないことが多いです.
その場合は,パートナー回線に切り替えた上で使用する必要があります.
また,切り替えた場合は楽天回線に戻す必要があります.
回線速度
回線速度に関しては,docomoの時に比べると遅くなりましたが,そこまで気にならない速度です.
docomoの時は30Mbps程度ありましたが,楽天モバイルに変えてからは20Gbps程度になっています.
20Gbpsでは,動画も快適に見ることができる速度であるため,通常使用では問題なく使えます.
オンラインゲームなど回線速度が必要なものに関しては,あまり良い環境であるとは言えません.
電話に関しても,通常の電話アプリと同程度のクオリティであると感じました.
ラグが大きかったり,声がクリアに聞こえない,届けられないと言うこともありませんでした.
もちろんSMSも問題なく使用することができます.
日常使いで不満に感じることはないかと思われます.
使いやすさ
楽天モバイルの契約状況や利用状況を確認するためのmy Rakuten Mobile,そして,電話アプリであるRakuten Linkについてお話しします.
my Rakuten Mobile
まず,my Rakuten Mobileについてです.

とても見やすく,項目もスッキリしているため,特に不満はありません.
ただ,iPhoneでは今楽天回線なのか,パートナー回線なのかをアプリ上で確認することができないため,そこは改善してもらいたいです.
Rakuten Link
次は,Rakuten Linkについてです.


デフォルトの電話アプリと大きく異なっている部分はないため,特に使いづらさは感じませんでした.
左側の電話では,右上の9つの●のアイコンを押すとキーパッドが出てきて,電話番号を打ち込めるようになっています.
右側のSMSでは,右上のアイコンを押すことで新しいSMSを始めることができます.
とてもシンプルです.
まとめ
今回は,iPhoneSE(第二世代)で楽天モバイルを,福岡(楽天回線エリア内)で使用した感想についてお話ししました.
1年間無料でここまで使えるとは驚きです.
契約期間は定められていないため,試しに契約してみて,使えなかったら他社に乗り換えるというのも賢い選択かもしれません.
一度楽天モバイルを検討してみてはいかがでしょうか.